週末限定!まぼろしのピザ!ピザ屋ジーバ

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「ピザ」と「元気」をテイクアウト。特性ピザ窯を守る和気の人気者

IPU(環太平洋大学)の学生が使用する、和気ベースボールパーク寮から車で少し走ったところに、かわいい看板とのれんが見えてきます。和気から熊山方面に向かう途中、県道96号線からも車ですぐそこの所です。

お庭の中にぽんっと建っているハンドメイドのロッジ。
ご主人がガレージを改装して、毎年バージョンアップしているそうです。
ピザのテイクアウトから始めたお店ですが、最近ではこのロッジの中でも食べることができます。
セルフで飲み物を自由に取り出せる冷蔵庫があったり、取材の時期は冬でしたが、暖かいストーブがあちこちに置いてあったり。
最近ではお汁粉や焼き芋も始めました。
ピザ鎌で焼くお芋は最高!
お汁粉は「さくらあん」で有名な地元のメーカー谷尾食糧さんから仕入れていますよ。

町の人たちのちょっとした息抜きに集まれる場所を用意しよう、と、ご主人の思いが込められているウッド調の店内は、するりと腰かけられて、ホッとする空間です。
野球の練習を終えた学生さんたちが自転車で来て、ピザを食べ食べコーラ片手に長居することもあります。

お店を切り盛りする藤原さん。たくさんの笑顔と快活なおしゃべりが、来る人を明るい気持ちにしてくれます。
和気には町民の健康維持や交流促進のため発足された和気クラブという団体があるのですが、誰でも気軽に利用できる仕組みがあります。藤原さんは、初代会長さんをやっていました。その活動内外で、バレーボールのコーチだったり、体操の先生だったりはたまたウォーキングイベントを任されて運営したり。
色々な場面で活躍されているスポーツの母なのです。

お店を始めてからも、町づくりのためにいろいろなところから相談を持ちかけられることも多いご様子で、お忙しい毎日です。そのお人柄から人脈も広く、暗やみでもパッと電気がついちゃうような空気を持つ和気のお母さんを、人々は頼りにしています。

おじいちゃんやおばあちゃん、その子どもたちとさらにはお孫ちゃん、三世代みんなが一緒に食べられるピザを作りたい、という思いから始まりました。

オシャレな手づくりピザ窯を巧みに操る藤原さん。

窯の端に火を寄せて、窯の中に高温が循環するように炎の大きさを調整します。こなれた手つきで手際よく、職人技を見せていただきました。ほどなくチーズのパチパチとろける様子に一同、ゴクリ。

気になるお味は・・・

優しい味で、どこか懐かしいような。トッピングのお野菜は、お庭で取れたものやご近所の方のものを使い、新鮮で愛情たっぷりの素材です。

ピザ生地ももちろん手づくりです。口が汚れず食べられる感じの絶妙なふわ生地。お話に花を咲かせながらみんなスルスルっと手が伸びて、いつの間にかお皿の上には残り一切れ。

スイートピザは、その時々の旬のフルーツがのります。イチジクの時期は特に人気だそうで、時間内に売り切れということもよくあるとか。シナモンが、生地と果物の風味にグッドマッチング。シナモン苦手、という方もぜひトライしてみてください。チーズと生地の程よい甘さが口の中に広がり、シナモン独特のクセを感じさせません。おやつにももってこいですよ〜!

テイクアウトのお客さんには、ピザの箱を買ってもらいます。捨てないでまた次回持って来てねー!というシステムなのですが、そこにはなるべく地球に負担をかけない暮らしへの配慮がうかがえます。

腹ペコの学生さんたちのために、ご主人がよく配達をしてあげることもあるそうです。

いつでもおいで、来れなかったら行ってあげるよ、というお客さんとさらりとつながっているスタンスがとても心地よく、気を遣わせないその気遣いが、また新たなリピーターをつくるのでしょうね。

お土産に、「残ったピザ生地で作ってみたよ」とドーナツをいただきました。ピザ生地特有のモッチモチ感がパラパラかかるお砂糖と相性バッチリ。エコでとっても小粋なピザドーナツ!商品化、期待しております!

 

お店の情報

営業時間 11:00-18:00(なくなり次第終了)
営業日 金曜、土曜、日曜
駐車場
座席数 8席
おすすめ
メニュー

ジーバピザ
スイートピザ

森のピザ

ひらめきピザ

電話 090-4699-5840
住所

岡山県和気郡和気町本428

 お店までのルート